秋深まり、柿が実る時期になりました。
柿はそのままかじるよりも
加工して別の食品にして食べるほうが百倍うまいです。
例えば、熟したぶよぶよの柿をスパイスとあわせ、カレーをつくるとか。
実は前職の社長が余興で作られたカレーが柿を入れたカレーだったんですが
死ぬほどうまかったです。自然のフルーティーな甘みがスパイスの辛味と渾然一体化し、途方も無いディープインパクトっすよ!うめぇ〜と素直に叫んじゃいました。
記憶に残る味わいとは、凄い魔力です。
その味が、人を突き動かし、行動させるきっかけになったりします。
なんで、柿で酢をつくってみようと身体が動いちゃいました。
酢は、発酵調味料。ならば自然力でできるでしょう。
わが住まいの空気中にある酢酸菌の力を借ります。
柿は皮に天然酵母が付着しています。
無農薬栽培の柿であれば、元氣な酵母菌が付着しているので
メルカリで仕入れました。
この際、みてくれ、大きさよりも無農薬の柿優先で入手。
皮ごといれて、ねかせるだけ。かんたんなんでやってみましょう。
ヘタをとり、皮についている汚れをとりのぞき
ビンに入るように、切っていれます。
ビンは100円ショップ品でOK。写真は900ml瓶です。
2〜3日たって少し柔らかくなってきたんで
思い切ってつぶしてみました。
ジュクジュク状態。
とりあえず、蓋を適当に開け締めしながら、酢酸菌を取り入れ
虫がはいらないように気をつけます。
匂いとして熟した果物特有のアルコール臭が発生し、徐々に酸味の強そうな酢の匂いに変化してきます。
ちょうど、写真は4〜5日経った状態。
途中、カビがはえないよう熟した柿汁に全部の実が浸るように1日1回かき混ぜます。
表面に白い膜がはっても、それは産膜酵母という酵母の一時的な状態変化を示すものなんで
カビではなく、失敗でもない。でもそのままにすると酢の味が落ちるので
混ぜ込むか、取り除きます。
約1ヶ月後、酢の味になったら、ペーパータオルで濾過して
液体だけにします。
液体だけになっても、発酵は継続中。活きている酢なので
密閉せず、ペーパータオルで蓋をして虫が入らないようゴム止めすれば
熟成した酢の味わいが楽しめるってわけです。
活きている美味しい身体喜ぶ柿のお酢。
できあがりが楽しみです。
そうなりますように。
また報告します。
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